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「人工呼吸器で生きる!」

筋ジストロフィー患者の藤本猛夫さん(35才)の本『生きるための遺書』(ブイツーソリューション)を読みました。

難病を患いながらも、印刷ビジネスや音楽活動や講演、執筆活動をされて、前向きに生きておられる積極的な方です。

心に残ったいくつかの文章を皆様に紹介したいと思います。

筋ジストロフィー患者の人生は、健常者が生まれて去るまでの時間を短く凝縮した壮絶な人生なのです。その凝縮した筋ジストロフィー患者の一生は、百歳まで生きるものに決して劣りません。
いったい自分は、残された人生で何が出来るのか。自分に与えられた人生の意味とは何なのか。

悲観論からは何も生まれません。如何なる困難があっても怯むことなく立ち向かい、危機をチャンスに換える、失敗しても次の成功への挑戦と受け止める。

独りよがりな自分の固定概念を変えたいのなら、次の四つを自分に問いかけてみて下さい。
「何もせず他人を批判するより、動ける人間になりなさい。」
「人をねたむよりも、人にねたまれなさい。」
「人を批判するより、人に批判されなさい。」
「決して人と比べず、昨日の自分と今の自分を比べなさい」

行動しない後悔よりも、行動して失敗する後悔が人生の蓄えになると肌身で知りました。

人間は後悔や挫折を蓄えてこそ、真の未来を手にすると私は信じます。過去の成功とは一時の勲章で、後悔や挫折は未来へ向けての掛け替えのない財産です。

実際に私も死にたいと思うことが幾度もありました。「生きる意味は今の自分の中にあるから、簡単に死を選んではいけない。」と、傍にいる人間が意を決して声をかけるべきです。

あなたを必要とする人が一人でもいるのなら、今を苦しむ方を選ぶ価値はある。

私達の人生は、その時々で、そうしか対応しえなかった過去を引き連れています。それを後悔してきれいに書き換えるのではなく、「あの時、それはそれで正しかった。」と自分の不甲斐なかった時間を許容することが大事ではないでしょうか。

人生はいくらでもやり直しがきくと私は信じます。一歩先へ進むための諦めと、守り抜く粘り。

最終的に私達人間に出来ることは、「今一番にやらなくてはいけない課題に全力を注ぐこと」だけです。

私は筋ジストロフィー患者である現実を肯定できずにいた時間が人生の大半を占めています。しかし、厳しい病気の進行から、身体の自由度が制限されるようになり、皮肉にも初めて自分自身と向き合えたのです。
障害を幅広く個人の特質や特性と捉えて、障害者は不自由だが不幸ではない。強いて言うならば、障害が理由で生きられない社会が本当の不幸である。

人工呼吸器で命をつないできた私に出来ることは、親身に携わり、援助と期待を下さった方々の恩に感謝して貪欲に生きることだけです。

欠陥の事実を才能としてとらえると、常人には持ち得ない独自の要素と自信が持てます。

障害者の共通認識としてあげられるのは、守られることだけを望んでいるのではなく、自分たちが輝ける場所に飢えていることです


彼の詩碑はお寺にあります。http://www.rengein.jp/
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  1. 2012/02/18(土) 14:55:46|
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